2026年7月14日
イベントレポート更新
高校生のための特別企画 KOBE アカデミックトーク

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| 主催 | 一般社団法人 大学都市神戸産官学プラットフォーム |
|---|---|
| 日時 | 2026年8月20日(木曜)14時00分~15時30分(開場・受付13時30分) |
| 会場 | KOBE Co CREATION CENTER (神戸市中央区三宮町1-9-1センタープラザ9階) |
| 対象 | 高校生 |
| 定員 | 30名程度(先着順・事前申込要) |
| 参加費 | 無料 |
| プログラム | ①研究者によるショートプレゼンテーション ②パネルディスカッション「『好き』を学問にする楽しさ」 ③現役大学院生を交えたミニトークセッション |
| 申込方法 | 2026年8月19日(水曜)までに以下よりお申し込みください。 ※期限を延長しました。 https://forms.gle/hxbrdkDJ4AHzrsJ57 ![]() |
| 開催資料 | チラシは以下よりダウンロードいただけます。 特別企画 高校生のKOBEアカデミックトーク(PDF) |


(一社)大学都市神戸産官学プラットフォームでは、大学の最先端研究を地域社会に開き、未来を共に考える「KOBEアカデミックトーク」を開催しています。8月20日(木曜)には、夏休み特別企画として、高校生を対象とした「身近な自然から広がるサイエンス ―昆虫と植物の不思議を探る―」をテーマに、「教科書の、その先へースズメバチ&ゼニゴケの研究者とサイエンスを語る場」を開催します。
現在の高校教育では「探究学習」の重要性が高まっています。そのような中、本イベントは、高校生が大学の研究者の「専門知」に直接触れられる対話の場を提供するものです。研究者との対話を通じて、生徒たちが自らの問いを深め、「好き」を学問として探求する楽しさや、研究が社会をどのように変えていくのかを実感しながら、未来へのヒントを見出す機会となることを目指しています。
このたびの特別回に登壇いただくのは、神戸大学で活躍中のお二人のスペシャリストです。
「見て、測って、食べて明らかにするスズメバチの生態」と題し、佐賀達矢先生(昆虫生態学)が登壇。危険を伴うスズメバチの巣を自ら探し出し、巣やDNAを分析、さらには地域の食文化としての実食を通じて見えてきた、スズメバチの深化の興味深さとその魅力について語ります。また、「庭の嫌われ者が未来を変える?―ゼニゴケがつなぐ地球と宇宙」と題し、石崎公庸先生(植物分子生物学)が登壇。身近な苔であるゼニゴケが極める陸上植物進化の謎、そして未来の食料生産や宇宙利用への可能性を紐解きます。
当日は、現役の神戸大学大学院生がサポーターとして参加。研究者の卵である先輩たちと、大学生活や進路について気軽に語り合えるセッションも予定しています。
「スズメバチってかっこいいな、ちょっと研究してみよう」。そんな出来心と素朴な興味から出発し、気づけば4か月山にこもり、蜂の巣を探す方法を体得していました。防護服を身にまとい、野外や実験室で蜂を観察し、巣やDNAを分析し、 時には地域の食文化として味わっています。そうして見えてきた、スズメバチの餌、巣作り、繁殖、人との関わり、そして興味深い進化と魅力をお話しします。
道ばたや植木鉢で嫌われがちなゼニゴケ。しかしこの小さな植物は、植物が陸上へ進出した進化の謎を解く鍵であると同時に、未来の食料や有用物質の生産、さらには宇宙での植物利用にもつながる可能性を秘めています。本講演では、ゼニゴケ研究の最前線を紹介しながら、基礎研究がどのように地球環境問題や宇宙開発へとつながっていくのか、その面白さをお話しします。
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
助教 佐賀 達矢 さん Tatsuya Saga
愛媛県松山市に生まれ、高校時代までは海や川での釣りが大好きでした。大学3年生の時にオオスズメバチに出会い、目指していた魚の研究は、あっさり蜂へ。それからおおよそ20年、スズメバチを研究しています。博士号取得後は、蜂を食べる文化がある岐阜県東濃地域で高校教員として働きながら、誰かに命じられたわけではなく、自分が知りたいことを、自分のやり方で進める自由研究を続けてきました。ご縁があって、現在は神戸大学で研究と教育に携わっています。
神戸大学理学部 理学研究科生物学専攻
教授 石崎 公庸 さん Kimitsune Ishizaki
神戸大学大学院理学研究科教授。京都大学農学部卒業、同大学院修了後、英国オックスフォード大学などで植物研究に従事。2013年より神戸大学、2020年より現職。専門は植物分子生物学・進化生物学。身近なコケ植物ゼニゴケを用いて植物進化の謎に挑むとともに、食料生産やバイオものづくり、宇宙利用など未来社会につながる研究を進めている。
安部 孝太郎 さん Kotaro Abe
2000年早稲田大学大学院理工学研究科経営システム工学修了。ドコモの法人部門、コンサル会社出向、R&D部門での新規事業開発経験を経て、2024年より現職。
経営企画部兼務の傍ら、神戸市を中心として、各地方自治体の社会課題に適応した先進技術を実装する取り組みを推進中。
今回の特別企画には、兵庫県内外の計7校に通う高校生から参加申込があり、当日は6名の皆さんをお迎えしました。参加した高校生の皆さんは、神戸大学の佐賀達矢先生、石崎公庸先生、そして学生サポーターを務めた大学院生3名・医学生1名とともに、和やかな雰囲気の中で学びと交流のひとときを過ごしました。知的に探究する楽しさや、新しい発見に出会うワクワク感を共有していただきながら、「大学で学ぶこと」「研究すること」を身近に感じていただく貴重な機会となりました。当日の様子を、今回の特別回を支えた2名の学生サポーターが、それぞれの視点から振り返ります。
【学生サポーター: 濱口 健人】
8月20日、高校生を対象とした特別企画「KOBEアカデミックトーク高校生回」を開催しました。今回のテーマは、「教科書のその先へ―スズメバチ&ゼニゴケの研究者とサイエンスを語る場」。スズメバチやゼニゴケの生態に加え、大学における研究の進め方や、理論・実験・フィールドワークについても活発な議論が交わされました。
講演では、スズメバチが餌とする生物を遺伝子解析によって明らかにする研究や、ゼニゴケを宇宙環境で栽培し、将来、宇宙食として活用する可能性など、興味深い研究が紹介されました。グループディスカッションでは、高校生から「スズメバチを安全に管理するにはどうすればよいか」「ゼニゴケならではの価値を、一般的な野菜とどのように差別化できるか」など、さまざまな質問やアイデアが寄せられました。
高校生ならではの柔軟な発想と多彩な視点に触れ、私自身にとっても、興味や関心を研究や社会とどのように結びつけていくのかを改めて考える機会となりました。
【学生サポーター: 長島 帆花】
身近な植物や昆虫にも、私たちがまだ知らない世界が広がっています。今回のKOBEアカデミックトークでは、ゼニゴケを研究されている石崎公庸先生と、スズメバチを研究されている佐賀達矢先生のお話を伺い、それらを一つひとつ解き明かしていく研究の面白さに触れました。私は以前からお二人の先生と面識がありましたが、改めて「研究者」としてのお話をじっくり伺うことで、知っているつもりだった研究にも、まだ多くの興味深い側面があることに気づかされました。身近に感じていた植物や昆虫についても、実は知らないことばかりで、新鮮な驚きがたくさんありました。
今回は、私たち学生サポーターも高校生の皆さんと同じグループに入り、一緒にディスカッションを行いました。研究内容について「もっと知りたい」と思ったことを掘り下げるだけでなく、「なぜこの研究を始めたのか」「研究をするうえで何を大切にしているのか」といった、先生方の研究に向き合う姿勢にも対話が広がりました。単に研究内容を学ぶだけではない、貴重な時間になったように思います。参加した高校生の皆さんにとって、今回の出会いや対話が、自分の「面白い」と思えるものを見つけ、これからの進路や将来について考えるきっかけになっていたら嬉しく思います。




研究の進め方や考え方について学ぶことができ、大変勉強になりました。
今後の学びや活動に生かしていきたいです。
失敗を恐れず積極的に挑戦することの大切さを実感しました。
進路選択に対する意欲の向上につながりました。
夢に向かってこれかも興味を広げていきたいです。