リカレント教育とは?

神戸市では、23もの大学がある「大学都市」の特性を活かして、各大学の知見を活かした産学官連携によるリカレント教育プログラムを推し進めています。生涯学習や個人での学び直しの場というイメージの強いリカレント教育ですが、神戸市では、企業のニーズをヒアリングし、その企業が抱える課題解決や今後の事業戦略に必要となる内容を、各大学とのネットワークを活かしてプログラムに組み込みます。また、神戸市のNPOや地域団体の協力も得ながら、ビジネスの観点だけではなく社会課題の解決や地域課題解決に取り組む団体と連携するような「越境体験」ができるような研修プログラムも構築しています。

企業のニーズや事業戦略から逆算してカリキュラムを構築するため、
社員の方々が学んだ内容を仕事に活かせられることも特徴の一つです。社員の自己実現の場になり、モチベーションアップが期待できます。また、大学と連携してでリカレント教育を実施することで企業の取り組みが学生たちの目に触れる機会にもつながり、企業の認知度向上や採用活動にもプラスになると考えられます。

昨今の社会状況の中ビジネスも社会課題の解決も一事業者や個人でできることは限られています。神戸市のリカレント教育は、大学や地域団体、自治体などいろんな人と協働して新しい価値を創造し、新たな時代を共に切り拓く産学官連携の取り組みです。神戸という地域性を活かしながら、未来を切り拓く人材の育成と定着を目指し、人々がより豊かに生きられる地域社会づくりに貢献していきます。