開催大学 | 神戸学院大学 |
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神戸市の「神戸ネクストファーマー制度」を活用した、神戸学院大学、JA兵庫六甲、神戸市による産官学連携で新規就農者を育成するプログラムです。土づくりや栽培、肥料などの農業の基礎知識から販売のためのブランディングや経営まで、各分野を専門とする神戸学院大学の教員や現場を知り尽くしたJA職員などの講師陣がレクチャー。座学で得たノウハウを農地での実習で実践でき、さらに自分で栽培し収穫した作物をイベントで販売する実習にも挑戦できる「知識+技術一体型」の講座なので、一年を通して基礎的な現場力が身につきます。
修了後は、JA兵庫六甲の組合員に加入いただくことで、農地の紹介や販路開拓のアドバイスなどのアフターフォローで営農をサポート。講座期間にJAや営農組合とのつながりも生まれるため、スムーズに農業を始めることができます。農業経験は一切問いません。「野菜が好き」「週末農業を始めたい」「家庭菜園からステップアップしたい」など興味のある方は、働きながら参加できる週末講座から、第一歩を踏み出してみませんか。
実家で行なっている有機栽培の収益アップを目指して参加しました。講義を受けて、有機栽培でも使える農薬の種類がたくさんあることや、地域との関わりの大切さなど、一人では気付けなかったことを知ることができ、視野が広がりました。特に販売実習では、育てた野菜をお客さんが喜んで買ってくれて、受講生のみんなと協力して大きな売上を上げられたことがモチベーションになりました。農業には大変さもありますが、今はそれ以上に「よし、やるぞ」という前向きな気持ちです。修了後は実家の農業に注力しながら、紹介してもらった神戸の農地も借りて有機農業を頑張ろうと思っています。
農業法人で果樹栽培や果樹を使った農園カフェの運営をしています。将来的には独立も考えているので、一年勉強すれば農地を借りる資格を得られるこのプログラムに参加しました。
これまで、自分で農業をするにも何から始めれば良いのか、あちこち電話しても相談先が見つからずに途方に暮れていました。それが、受講したことで農業の始め方や野菜の栽培方法が分かり、さらに一緒に農業を頑張る仲間もできました。今後もお互いに協力し合えるネットワークを築けたと思います。迷っている人は、ぜひ参加してください。栽培のこと、農地のことなど、先生が農業を始める道順を教えてくれるし、仲間ができて情報が集まりますよ。
所属 : JA兵庫六甲 神戸西営農総合センター 米・育苗チーム
営業相談員 : 石井宏典さん
実習では、ミニトマトやほうれん草など、一年を通して土づくりから野菜の栽培に挑戦してもらいました。また、イベントでの販売実習では、お客さんに声をかけ、真剣に販売してもらいました。自分で作って収穫した野菜を「美味しそうだね」と買ってもらえる喜びを感じてもらえたのではないでしょうか。栽培中には雑草や病害虫に悩んだり、先輩農業者の体験談を聞いたりと、大変さも同時に学び、リアルな農業を理解してもらえたと思います。
受講生の皆さんの年代は幅広く、社会人経験も豊富なので、お互いにノウハウや情報を持ち寄って刺激を受け合っている様子も見られましたね。私のように農業一筋ではないからこそできる「新しい農業」をぜひ、これから作ってほしいと思っています。
所属 : 神戸学院大学 現代社会学部 現代社会学科
講師 : 菊川裕幸さん
農業するには、基礎知識はもちろん地域との関係性も大切です。農業を軸に地域づくりができる人になってほしいと思い、栽培の知識に加えて現代社会学の観点から地域デザインについてもお話ししました。実習は週に一度ですが、作物を育て始めると受講生の方々も気になるようで、平日の仕事帰りなどにも畑をのぞいている様子。授業で学んだことを畑で体感し、日々農家に近づいていますね。
農業の楽しさは、毎年同じ時期に同じ種を播き同じように育てても、作物の姿が変わるところにあります。毎日が挑戦ですが、手をかけた分作物は応えてくれます。就農後も私たちができる限りバックアップしますので、ぜひチャレンジし、日本の食を支えてください。
新規就農
神戸学院大学
農業/畜産
石井宏典さん
菊川裕幸さん
定員20名程度 ※条件がございます