掲載開始日

2025年10月1日

プラットフォーム セミナー

大学の多様な研究について知る若手研究者ショートプレゼン&交流会 ~第12回KOBEアカデミックトーク開催~

第12回KOBEアカデミックトーク開催 「生活の質を高めるリハビリテーション支援技術の最前線―呼吸機能評価の新デバイスと子育て支援アプリの開発」

(一社)大学都市神戸産官学プラットフォームでは、大学の多様な研究成果を市民の皆さまに身近に感じていただくことを目的に、参画大学の研究者によるプレゼンテーションと交流を組み合わせた対話型イベント「KOBEアカデミックトーク」を開催しています。

 

第12回は、神戸学院大学 総合リハビリテーション学部より、田代大祐さんと倉昂輝さんをお迎えし、生活の質の向上を目指したリハビリテーション分野の最新研究をご紹介いただきます。田代さんからは、呼吸の状態を手軽に測定できる「腹部隆起量測定器」の開発について、倉さんからは、発達に特性のある子どもとその家族を支援するアプリケーションの社会実装に向けた取り組みについて、それぞれご紹介いただきます。日常生活に寄り添う研究成果に触れていただき、より豊かな暮らしのあり方を皆さまと一緒に考える機会となれば幸いです。

イベント概要

詳細情報

  • 日程

    2025年10月23日(木曜)18時30分~20時00分(開場・受付18時00分)

  • 主催

    一般社団法人 大学都市神戸産官学プラットフォーム

  • スケジュール

    18時00分:開場・受付
    18時30分~19時30分:プレゼンテーション&ディスカッション
    19時30分~20時00分:交流会(軽食付)

  • 対象

    企業、事業者、自治体行政関係者、一般市民、学生の皆さま

  • 定員

    30名程度

  • 参加費

    無料

  • 参加申込み

    事前申込制(先着順)
    申込締切:2025年10月23日木曜午前までに以下よりお申込みください。

    ■お申込みフォーム
    https://forms.gle/XX1YopYJ71jFALW46

    お申込みフォーム

  • 年間スケジュール

    「KOBEアカデミックトーク2025」
    年間スケジュール確定!3月まで毎月開催!
    https://kobeplatform.or.jp/info/i-1205/

  • チラシはこちらから

    https://kobeplatform.or.jp/wp-content/uploads/2025/09/20250929-012-pdf.pdf

  • KOBEアカデミックトーク
    特設サイト

    https://kobeplatform.or.jp/academic-talk/
    (10月1日リニューアル)

プレゼンター

神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 作業療法学科 講師

田代 大祐(たしろ だいすけ)さん

国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科博士課程を修了し、博士(保健医療学)。急性期から回復期、そして生活期にわたる医療施設において、作業療法士としての臨床経験を積み、その後現職。専門は、呼吸機能評価およびサルコペニア研究、(※サルコペニア:高齢に伴って骨格筋量が減少し、筋力や身体機能が低下する状態)であり、臨床現場において活用可能な新しい評価法の確立を目指しています。これまでの研究成果は、学術論文や学会発表を通じて国際的に発信しており、産学連携にも積極的に取り組んでいます。得られた知見は、地域住民の健康増進や介護予防への応用を図ることで、社会貢献にも力を注いでいます。

「吸機能評価の簡素化に向けた新規デバイスの開発」

近年、運動能力や免疫機能の向上に有効とされる呼吸筋トレーニングが注目されています。しかし、その効果判定に用いる従来の測定機器は、専門性が高く、一般利用が難しいという課題がありました。この課題に対し、我々は、呼吸の状態を手軽に測定できることを目指して、「腹部隆起量測定器」を開発しました。この装置は、腹部の膨らみを測ることで、身体に負担をかけることなく、簡単に呼吸機能を確認することができます。すでに実施された精度実験では、本デバイスの良好な測定結果が認められており、今後は製品化に向けた検討を進めてまいります。今回は、この新規評価デバイスに関する研究詳細をご紹介します。

神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 作業療法学科 研究員

倉 昂輝(くら こうき)さん

兵庫医療大学大学院 医療科学研究科修士課程を修了し、修士(医療科学)。現在は、北里大学大学院 医療系研究科博士課程に在籍し、作業療法士として研究と実践に取り組んでいます。専門は、発達に特性のある子どもへのリハビリテーションであり、特に子どもを育てる保護者への子育て支援に焦点を当てた研究を推進しています。臨床実践で培った知見に基づいて概念モデルの構築を行い、さらにアプリケーション開発などの手法を通じて、研究成果の社会実装に積極的に取り組んでいます。これにより、学術研究と臨床現場との橋渡しを担い、現場の課題解決に貢献することを目指しています。

「子どもと家族の大切な作業の実現を叶える子育て支援アプリの社会実装」

発達に特性のある子どもへの作業療法においては、子ども本人とそのご家族と協働しながら、日常生活における困りごとに対して包括的なサポートを提供することが求められています。しかしながら、実生活の場において当事者を支援できる専門的なツールは、依然として限られているのが現状です。この課題に対応するため、我々は作業療法士と協働し、日常生活の中で簡便に活用できる子育て支援アプリを開発しました。本アプリは、専門的な知見に基づき、ご家族が実生活で直面する課題解決を支援するツールとして設計されています。今回はこの子育て支援アプリの詳細と、その社会実装に向けた具体的な取り組みについてご紹介します。

ファシリテーター

宮川 潤(みやがわ じゅん)さん

MIRACLE SCIENCE INNOVATION(株)代表取締役CEO
大阪公立大学 研究推進機構 特任教授
(一財)未来医療推進機構 理事長補佐

開催場所

KOBE Co CREATION CENTER

  • 住所

    神戸市中央区三宮町1丁目9番1号 センタープラザ9階

お問い合わせ方法

一般社団法人大学都市神戸産官学プラットフォーム
担当:曽我
  • メール

    info@kobeplatform.or.jp

  • TEL

    078-954-6921

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