高専発・未来創造の探求―未来のまちをつくる技術とことば
大学都市神戸産官学プラットフォームでは、最先端の研究を市民の皆さまにより身近に感じていただくための対話型イベント「KOBEアカデミックトーク」を開催しています。
第15回となる今回は「高専発・未来創造の探求―未来のまちをつくる技術とことば」をテーマに、神戸市立工業高等専門学校(神戸高専)から3名の研究者をお迎えします。
神戸の海で活躍する海洋ロボットの最新技術、AIによる作業の自動化や人とロボットの協働、そして地域のつながりを生み出す“言葉”の力。一見離れているように見えるこれらのテーマは、「これからの市民の暮らしや仕事をどう豊かにしていくか」 という点でつながっています。技術と文化が交わることで、私たちの社会はどのような姿に変わっていくのか。そのヒントを、神戸高専の3名の研究者とともに探るひとときを過ごしてみませんか。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
イベント概要
詳細情報
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日程
2026年1月29日(木曜)18:00~20:00
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主催
一般社団法人 大学都市神戸産官学プラットフォーム
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スケジュール
18時00分:開場・受付
18時30分~19時30分:プレゼンテーション&ディスカッション
19時30分~20時00分:交流会(軽食付)
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対象
テーマに関心のある企業・団体関係者、行政担当者、研究者、学生の皆さま
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定員
30名程度
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参加費
無料
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参加申込み
事前申込制(先着順)
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申込み方法
2026年1月27日(火曜)までに以下よりお申込みください。
https://forms.gle/jFiAiBAWDayk3TPu8

プレゼンター
神戸市立工業高等専門学校 機械工学科 准教授
小澤 正宜さん
東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科修了、博士(工学)。専門は海洋ロボティクス。ROV(遠隔操作型無人潜水機)とUSV(無人水上艇)の連携運用に関心を持ち、無人機による海洋観測船の代替や能力拡充を目指して研究を進めている。水中ロボット操作に体感操作やエンターテインメント性を取り入れ、操縦難易度の低減にも取り組む。
神戸高専としての海洋ロボット技術開発動向
港湾都市の名を冠している神戸にとって、海洋ロボット技術のプレゼンスを高めることは極めて重要です。本発表では、本学で開発を進めているUSV-ROV連携システムの構想、双腕作業ROV、海底耕うん機、および教育用水中ロボットについて紹介します。この機会に、神戸市における海洋ロボット技術のあり方について、皆さまと議論を深めることを期待しています。
神戸市立工業高等専門学校 電子工学科 講師
田原 熙昻さん
奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科博士後期課程修了、博士(工学)。専門は機械学習を基盤としたロボット制御。人とロボットが協働する社会の実現を目指し、日常作業の自動化や屋外環境での人–ロボットコミュニケーションの実証に取り組む。産業分野では、人型ロボットによるショベルカー操縦を通じた土工作業の自動化にも挑戦している。
神戸高専におけるロボットAI技術の研究開発
近年、AI技術の急速な進展により、ロボットの自律化への期待がますます高まっています。こうした動きを背景に、ロボットに学習機能を持たせ、自律的に動作させることを目指す「ロボットラーニング」と呼ばれる分野が注目を集めており、国内外で研究が進められています。本発表では、ロボットラーニング分野における最近の動向や課題についてお話しします。
さらに、私が本学で取り組んでいる双腕ロボットを用いた日常作業の自動化や、土工作業の自動化に関する研究なども紹介します。
神戸市立工業高等専門学校 一般科・国語 講師
武久 真士さん
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。専門は日本近現代詩。中原中也や三好達治など1930年代の詩を形式面から研究し、現在は戦後詩を中心に詩の言葉と共同体の関係を探究している。J-POPの歌詞にも関心を持ち、批評を通じて現代の言葉と詩の可能性を考察している。
詩的言語とコミュニティ
昨今、ポピュリズムの台頭により、人々を巻き込み、熱狂させる「言葉の力」に注目が集まっています。実は、そうした役割を歴史上担ってきたのは、詩の言葉でした。詩の言葉は、人々をつなげ、集団の一員であることを確認する役割を果たしてきました。本発表では、詩的言語とコミュニティの関係について、大岡信や吉本隆明の思想に助けを借りながらお話しします。
開催場所
KOBE Co CREATION CENTER