2025年9月12日
イベント報告
2025年8月30日(土)、一般社団法人 大学都市神戸産官学プラットフォームの産官学連携交流拠点「KOBE Co CREATION CENTER」にて、神戸学院大学人文学部鈴木ゼミ主催の公開講座「異文化が交差する香り -インドネシア・スマトラと神戸のコーヒー文化-」が開催されました。
本講座は、大学都市神戸産官学プラットフォームとの共催、そして石光商事株式会社および株式会社マツモトコーヒー(五十音順)のご協賛を得て実施され、当日は定員を超える33名の方にご来場いただきました。
講座では、まず人文学部大原ゼミ4年次生の井上まどかさんによる「神戸とコーヒー文化の始まり」と題した研究発表が行われました。神戸にコーヒー文化が定着した軌跡を紐解き、開港からいち早く外国文化を取り入れてきた歴史的背景が、現在の神戸のコーヒー文化につながっていると発表しました。
次に、インドネシアのNGO「Sentral Muda Bestari」代表のAde Idra Suhara氏より、「インドネシアのコーヒー生産とカフェ文化」をテーマにご講演いただきました。Ade氏は、NGOの活動を通じて農村支援や若者の育成に尽力される傍ら、カフェ経営も手掛けています。普段聞く機会の少ないインドネシアのコーヒー文化の奥深い話に、参加者は熱心に耳を傾けていました。
プログラム中には、コーヒーの試飲も行いました。インドネシア・スマトラのリアウ州で栽培されている「リベリカ種」のコーヒーはAde氏と関係者から、そして北部スマトラ産のスペシャルティコーヒー「ブルーリントン」は、ご協賛いただいた石光商事株式会社および株式会社マツモトコーヒーにご提供いただきました。これらの特別なコーヒーを、学生スタッフが一杯ずつ丁寧に淹れ、ご来場の皆様には、それぞれの香りや味わいの奥深さを体験していただきました。
大学都市神戸産官学プラットフォームでは、今後も大学の知を地域や企業とつなぐ活動を推進してまいります。