所属:神戸大学
研究科:農学研究科
研究者名:宇野 知秀
本事業では、神戸市近郊の農家と連携して神戸大学の学生に農業体験をさせることを目指します。


山田錦は、日本酒を造る際に用いられる兵庫県産の酒造好適米で、米粒が大きく、適度な心白があり、吸水性が高いため、麹菌の菌糸が米につきやすい特徴があります。
また、米ぬかは、玄米を削って精米するときに生じる粉です。酒造りをする際には、米ぬかは、精米後殆ど廃棄されます。米ぬかには、玄米表面に含まれる多様な機能性成分が含まれます。
以上の流れより、我々の研究室では山田錦の米ぬかエキスを用いた化粧品の開発を行ってきました。そして、米ぬか抽出液を用いて、山田錦の米ぬかエキスを配合した足揉みクリームを作成しました。そして、株式会社muniさんと共同で、山田錦米ぬかエキス配合フェイスアンドボデイークリーム(商品名;美肌の山田さん)のプレスリリースを行いました。
そして、去年新しい試作品として、山田錦の米ぬかエキスを用いた手作り石鹸を開発しました(画像右)。そして、はりま産学交流会 企業x学生ビジネスプランコンテストで企業賞と優秀賞を受賞しました(画像左)。


大気中の温室効果ガスを削減するためには、食品廃棄物の継続的な再資源化を行い、CO2吸収量を増加させる必要があります。しかし近年の神戸市では、食品廃棄物は減る傾向がないため、再資源化ができるかが大きな問題になっています。
米ぬかは、玄米を精米するときに出る米の種皮や胚の部分の粉です。神戸市では、日本酒メーカーが多く、日本酒を作る場合に、またパンやケーキなどに米粉を使う場合、米ぬかが大量に生じます。米ぬかは、多くの栄養素や抗酸化物質などの機能性成分を多量に含んでいますが、殆ど廃棄されます。これらの廃棄物の再資源化が課題としてあげられます。
特に兵庫県で一番生産量の多い酒造好適米である山田錦の米ぬかの再資源化が求められます。
我々は、神戸市のゼロカーボン支援補助金(学生枠)を用いて、オープンキャンパスや実験授業で地球温暖化対策の概要をわかりやすく説明し、食品廃棄物の有効利用した化粧品や食品などの開発を目指した神戸大学農学部での取り組みを説明しました(画像)。


そこで神戸大学農学部で参加者を募り、神戸市の農家で農業体験をしてもらおうと思ってます。収穫期の秋だけではなく、様々な時期に農業体験をしてもらおうかと思ってます。神戸市の農家は、交通の便が悪い箇所が多いために、交通費や農業体験をするための実習費として皆様の支援を使わせていただこうと思っています。
