2025年2月5日

プロジェクト

【大学・学生と企業スポーツの連携プロジェクト】プロジェクトに参画した学生4名が神戸製鋼所でプロジェクト成果を報告

2025年1月16日(木)、神戸学院大学の学生4名が、プロジェクトパートナーである㈱神戸製鋼所において、共同プロジェクトの最終報告を行いました。

 

このプロジェクトは同社が運営するラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」の集客向上を課題とし、学生たちがその解決策を検討するものとして行われてきました。学生たちは新たなラグビーファン獲得のため、ラグビーが持つSDGsの精神に着目し、その魅力を新たな視点から発信することを試みました。

具体的な取組みとして、2024年12月8日(日)に甲南大学で開催された、プラットフォームの取組みの1つであるSDGs Challenge Projectの「大学都市KOBE SDGsマルシェ」において、学生たちが企画・運営するブースを出展しました。ブースでは、ラグビーとSDGsの関連性を紹介するクイズコーナーや、ラグビーボール投げ体験コーナーを設置するとともに、来場者へのアンケート調査を実施し、ラグビーの魅力がどれほど伝わったのかを検証しました。

 

最終報告会では、まずSDGsマルシェでの取組みを紹介した上で、ラグビー経験者は人間性や社会性が高い傾向にあること、また、多様なポジションがあることでどのような人でも活躍できることなどから、ラグビー精神そのものがSDGsの理念と合致し、その浸透は世界平和にもつながるとの考察を発表しました。

このプロジェクトに取り組むにあたり、チーム内のコミュニケーション不足による停滞や、時間的制約の中で具体的なアイデアが浮かばないことによるプレッシャーや焦燥感など、多くの困難があったことも率直に語られました。

最後に、SDGsマルシェで実施したアンケート結果を分析し、ブース来場者の多くが、今回のイベントをきっかけにラグビー観戦に興味を持ったと回答したことを報告し、新たな切り口でラグビーを認知してもらうことが、ファン層の拡大につながると締めくくられました。

発表会に参加した神戸製鋼所の社員からは「学生の皆さんの新鮮な視点での発表は非常に興味深かった」、「イベントで得られたデータや知見は貴重なものになる」といったコメントが寄せられました。

また、最後に神戸製鋼所の担当者が「ラグビーをSDGsという切り口で捉えた発想が斬新だった。ラグビーの魅力を伝える上で、非常に良いコンテンツとなる」、「これまで気づいていなかった潜在的なニーズを発見できた。何より、発表者である学生4名自身がラグビーファンになってくれたこと、そして、彼らの成長を間近で見ることができたことが嬉しい」と評価しました。

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